ヨーロッパ旅日記「クロアチア」No4
ザグレブ市内観光
聖マルコ教会
この教会は元々は13世紀に建てられ、1880年に改修された時この美しい屋根が作られた。
屋根の模様は向かって左はクロアチア地方(赤白チェック)、ダルマチア地方(3頭のライオン)、スラヴォニア地方(星、動物のテンサヴァ川)、の紋章でクロアチアを構成する5つの歴史的な地域のうち3つの地域の紋章を表している。
左はザグレブ市の紋章を表している。
材料はハンガリーのジョルナイ工房で作られたセラミックのタイルである。
空気が澄み、抜けるような青空にくっきりと浮かび上がる様子はとても印象に残った。
この辺りはザグレブの行政の中心地域で聖マルコ教会の両側に歴史的な建物が2つ建っている。
この建物はクロアチアの歴史にとって重要なところで
1918年オーストリア、ハンガリー帝国からの離脱、その年クロアチア、スロベニア、セルビア王国建国、
1919年ユーゴスラビアからの離脱を決議後、それぞれの宣言が行われた場所、
このバルコニーで行われた
クロアチア国会議事堂(写真)
もう一つは現在のクロアチア政府官邸が建っている。
どちらにも、警備員が一人立っているだけで、街の平安がよく理解できた。
クロアチアの首都ザグレブという都市の成り立ちは丘の上立てられたカプトルとグラデツという中世都市が起源で17世紀に二つの都市を合わせてザグレブと呼ばれるようになった。
現在はこちら側を旧市街と呼び、19世紀以降イリツア通りより南のほうが鉄道などの敷設で急速に発展したところを新市街といっている。
この2つの街は50メートルの高低差がある。
この2つの街を結ぶのが、世界で一番短いケーブルカー「フリクラ」である。
さてザグレブ市庁舎を後にグラデーツ地区を囲んでいた城壁の見張り塔へ来るとここから新市街が一望できる。
赤い屋根がつづく街を眺めていると何処からか郷愁を感じさせるギターの音色が聞こえてきた。
あたりを見回すと通りの向こうに一人のミュージシャンがギターを弾いている。
現地のガイドさんに通訳してもらいながら、「これは自分が演奏しているのだ」と言うCDを3枚買った。
つづく
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コメント
アコママさん、とても勉強になりました。私たちの世界史には1914年オーストリア=ハンガリー帝国皇太子夫妻がサラエヴォでセルヴィア人に暗殺されたことがきっかけでセルヴィアは宣戦布告され、第一次世界大戦が始まった・・・とだけあって、その後のその地方の人々のことは詳しく知らなかったけれど、屋根をみただけでも、複雑な思いがしますね。言語、宗教、民族が違うということの思いは私たち日本人にはわかりづらいですね。
投稿: Non | 2010年6月24日 (木) 12時35分
改めて自分の住んでいる日本を外から客観的に見てみると、単一民族の良さと、欠点が理解できるような気がします。
自ずと文化も違い、音楽、演劇、詩や文学も大きく異なる事も頷けますね。
旅行はその国のほんの一瞬をかいま見るだけですが、歴史の一瞬に存在した証かな〜と思います。
投稿: アコママ | 2010年6月24日 (木) 19時35分